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【ふるよにデッキ辞書4-11】扇騎(トコヨ/サリヤ)

この記事は「ふるよにデッキ辞書」の4-11「扇騎(トコヨ/サリヤ)」のページです。

この記事はシーズン8-2の情報をもとに書いています。

 

打点は細いけど
いいトコいっぱいあるのよ

 

扇騎の個人的印象/ひとことエピソード

基本セット+達人セットで組めるペアですね。

扇騎は高い火力があるわけではないけれど、対応を何層にも構えてコントロールしながら、YAKSHAになって2/1をいっぱい飛ばせるところが好きです。

サリヤの騎動で補助しながら梳流しループする型と、オーソドックスなYAKSHA構築をご紹介します。

 

扇騎の長所/できること

「詩舞」と「Beta-Edge」の相性が非常に良い

例えば間合2から集中力で「Beta-Edge」を振り、騎動後退で間合3に入ります。

そこで抱えていた「詩舞」を能動的に使うことで、集中力を1得つつ「自オーラ→間合:1」を選択して間合4に入れます。

得た集中力で再び「Beta-Edge」を振ることができる、という綺麗な流れを作れます。

対応として構えていた札が突如打点になるというのは良い点です。

扇騎のシナジーのひとつ「詩舞Beta」

 

「梳流し」の間合に入るための手段としてサリヤの騎動が有効

間合2に着地してからは、「梳流し」の間合4に戻るのは少し大変で工夫が必要です。

その点、サリヤの「Burning Steam」「Waving Edge」は攻撃しつつオーラを減らさずして後ろに下がれるギミックなので、「梳流し」と相性が良いです。

扇騎において「梳ループ」構築を組む上で、サリヤの騎動攻撃カードは必須となります。

バニ梳!ウェビ梳!うおおお

 

「YAKSHA」の場合は「常世ノ月」で得た集中力が打点になる

通常は集中力2・手札4枚の6リソースが最大ですが、「常世ノ月」は集中力2を得るためさらに2リソースを拡大できます。

普通の扇Xでは、拡大した集中力は境地のキープまたは纏い等の基本動作のみが用途になりますが、扇騎の場合は「YAKSHA」にTransFormしておくことで追加基本動作「Beta-Edge」に使うことができます。

常世ノ月」を攻めの打点として考えることができる点も優秀です。

公式攻略ページの「攻めの月」っていう表現
かっこよくてすき

 

打消し・回避の対応が豊富で、大型切札に対する回答がしっかりある

打消し対応として「雅打ち」「久遠ノ花」「Omega-Burst」

回避対応として「詩舞」「Turbo Switch」が挙げられます。

いずれも強力で扱いやすい対応札で、それぞれ選択肢があるため、相手の強力な攻撃に合わせて採用を考えることができます。

どれも強力な打消・回避

扇騎の短所/注意点

1つ1つの打点は細い

2/1や1/1の攻撃が中心になる扇騎ですから、相手の受け方が上手いとライフを削ることが難しかったりもします。

そのため、リーサルラインは低く、相手に大きくリードを許すと苦しい展開になります。

対応をうまく使って、差を広げられないようにしつつダメージをコツコツ与えたいですね。

 

「梳流し」を止められるとはっきり苦しい

「梳流し」を中心に据えたデッキの場合、ステップ対応・打消しなどで止められると打点が出ずに打つ手なし、ということになりかねません。

「無窮ノ風」で対応を落としたり、第2題3の打点プランを立てておくといった対策を施す必要があります。

梳のお供に 前方確認

 

扇騎の構築例①無窮梳ループ

???「梳流しは 当たるまで打てば 対応不可」

梳流し、雅打ち、跳ね兎、要返し、晴舞台

Burning Steam、Waving Edge

無窮ノ風、常世ノ月、Omega-Burst

 

ひたすら「梳流し」を当てて-/1を通しまくって勝つ構築です。

「梳流し」を止めることのできる対応を持つ相手には「無窮ノ風」をしっかり採用して、前方確認をしてから振ることを怠らないようにします。

なお、そういった対応手段のない相手には代わりに「久遠ノ花」の採用が有力です。

 

1巡目に間合5から「Burning Steam」騎動前進→境地「梳流し」と繋げると、次のターンに間合3以遠が保証されているため、再び「梳流し」を振りやすいです。

 

2回目以降の「梳流し」に繋げるために、騎動攻撃カードや「跳ね兎」といった後退札を多く入れています。

 

また、第2の-/1攻撃として「晴舞台」を採用していますが、間合3以遠から騎動前進をした上で「晴舞台」を展開すると、間合の桜花結晶を1つ予約でき、次のターン開始時に間合3以遠が保証されるため、3-6 -/1が当たります。

同時に境地を満たして「無窮ノ風」再起・境地「雅打ち」を構えることができるのもいいですね。

必中する晴舞台は強い

 

梳流しと要返しによる山札回復で、再構成ダメージを遅らせることができるのも◎です。

 

扇騎の構築例②YAKSHAビート&コントロール

Steam Cannonの微強化により
Beta-Edgeをいっぱい打てるようになった(当社比)

梳流し、雅打ち、詩舞

Burning Steam、Steam Cannon、Roaring、Turbo Switch

常世ノ月、Omega-Burst、Julia's BlackBox

 

扇騎の基本構築の一つです。

1巡目の目標は「サリヤスペシャル(①〜④の流れ)」で燃料を焼くことです。

①初手「Roaring」で2燃焼、基本動作で間合8に入る

②全力化「Steam Cannon」で1燃焼(「防壁」等で打ち消されたとしても燃料を焼くのが大事)

③相手の適当な攻撃に「Turbo Switch」を吐いて2燃焼

④「Julia's BlackBox」でYAKSHAになる

サリスペで使う3枚
YAKSHA変形後は全てが2/1打点になり
手札を選ばないため
対応を抱えやすいのもポイント

「YAKSHA」に変形できたら、燃料を回復しつつ2/1や「梳流し」をコツコツ当ててダメージを取ります。

 

常世ノ月」の開けどころは、

・「梳流し」を境地で当てたい

・境地「雅打ち」を構えたい

・リーサル場面で「Beta-Edge」をたくさん振りたい

このような「ここぞ!」というシチュエーションが考えられます。

相手のリソースも剥奪できるアドバンテージを得られるので、中盤〜終盤手前に使ってOKです。

 

また、長所の項目にも書きましたが、詩舞やTurbo Switchを構えつついざという時には打点として計上できるのが強いですね。

 

スペシャルサンクス/参考文献リンク

参考文献リンクには、過去のシーズンに準拠したページも含まれます。情報はご自身で取捨選択してください。

参考文献リンクは近いシーズン順にしつつ、執筆者名の五十音順で並べています。

サリヤの構築パッケージ 近接ビートダウン 燃料使い切りプラン(結城さん S8)

扇新型クロックビートダウン(結城さん S8)

【ふるよに】起源戦デッキ解説:扇騎概論【トコヨ・サリヤ】minoriさん S7)

【ふるよに】起源戦デッキ解説・扇騎各論【トコヨ・サリヤ】minoriさん S7)

【ふるよに】総額1100円で電子版サリヤを遊び倒す(東風夜さん S6)

デッキ紹介 インフィニット笛騎(ガソタムさん S4)

天音杯大反省会その6 〜扇騎編〜(ガソタムさん S3)

 

「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。

URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html